授業は”聴く”ものであって、”聞こえてくる”ものではない

今週末から本格的にゴールデンウィークが始まりますね!
ぜひリフレッシュしつつ、塾生のみなさんはゴールデンウィークも頑張ってくださいね!
さて、なんとも仰々しいタイトルの今回のブログですが……
ルクールが最も大事にしていること(勉強のお作法)のうちの1つ、
授業の聴き方について色々と書いてみたいと思います。
耳栓でもしない限り、教室で講師が授業をすれば必ず講師の声は耳に入ってきます。
しかし、それが聞こうとして聞いているのか、聞こえてくるだけなのかは似て非なるものです。
たとえば、授業を”聴いていない”典型的な例は以下のパターンです。
授業中に「はい、じゃあ10ページの大問1を見て!」と指示している場面を想像してみてください。
みんながテキストを開き始めて、ある子はノートも準備し始めたり….という状況で、
「せんせー、何ページ??」と聞いてくるパターンです。
小学生はお作法の徹底を行っていますので、
(特に半年以上通塾いただいている子は)このケースに出くわすことは今ではあまりないのですが、
入塾したての子は(中学生でも)結構な確率で遭遇します。
そういった子にかけられる言葉はきっと、
「ちゃんと人の話を聞きなさい!」だと思います。
ただ、その”ちゃんと聞く”ためにはどうすればいいのかがわかっていないケースがほとんどです。
だからこそ、ルクールでは授業の聴き方を徹底します。
一例をあげると….
・人が話をしているときは、他のこと(ペンを触ったり、テキスト見たり)をしない
・人の話は目を見て聞く
・人の話は話している人の方に体を向けて、聞く
といったものです。
いや、当たり前やん、それ!
と心の中でツッコミを入れた方もいるかもしれません。
そう、当たり前なんです。
でも、完璧にできている子って激レアさんです。
どんなに大量に問題を解くよりも、色々な問題集を試すよりも、まずは勉強のお作法です。
ここがきちんとできている子は本当に強い。
いきなりできるようになることはありません。
それ(=授業を聴く)が当たり前レベルになるまで、継続的に声掛けを続けること、
そして、そういった環境に身を置くことがもっとも定着に近づくかなと考えております。
あ、もちろん、大前提として”聴き入りたくなる授業”を展開することは、我々講師の責任です!