勉強法よりもずっとずっと大事なもの
中学2年生のとある生徒さんのお話。(A君としよう)
定期テストも近づき、そろそろ勉強に本腰を入れないとまずいのでは…??
ということで、面談を実施した。
(ルクールでは高頻度で生徒さんと面談を実施する)
小野)「さすがにやばくない??」
A君)「そうっすね…」
小野)「毎日自習くる?」
A君)「いや、毎日は….」「休みを入れたいす。その方が良いんで…」
小野)「それで目標点取れるの??」
(あえて問う。ここで子どもに合わせると伸びないからだ)
こんな会話が繰り広げられていた。
その後も色々話したが、私が最後に伝えたこと。それが
「Aは絶対に変われる。だから頑張れ」ということ。
私が生徒さんによくいう言葉に「絶対に変われる」という言葉がある。
それはお世辞でもなんでもない。本気で心の底から思っているからである。
かけた期待が返ってくるのは果てしなく長い時間を要する。
それでもかけ続けた期待と愛情は必ず生徒さんに伝わると確信している。
だからどれだけ時間がかかっても、激励し続けるし、声をかけ続ける。
勉強が嫌いな子は確かにいる。
けれど自分の可能性を広げることを嫌う子がどこにいるだろうか。
もちろん偏差値は努力の軌跡を示す1つの指標ではある。
しかし、この世には偏差値だけでは測れないものがたくさんある。
一歩ずつで良い。その気になれば必ず変われる。
ところで、ご存知の方もいるかもしれないが、ルクールという塾名は「星の王子さま」に由来している。

大切なものは目に見えない
星の王子さまといえば!というこの名言!
まさにそこなのだ。
変わりたい!という想いは目には見えない。
それは計画表を書いたり、勉強法の本を読んだりといったことよりもずっとずっと大事なことなのである。
Aくんは面談の次の日から毎日塾に来ている。
彼の発言から迷いが消えていた。
「絶対に変わるっす」と覚悟に満ちた声。
Where there’s a will, there’s a way.
意志あるところに道は開ける
Aくん、その調子で引き続き頑張っていこう!