結果を出す子は、見えないところで何をしているのか?
まだ誰もいない自習室で、
一人黙々とシャーペンを走らせる子がいました。
その子は学年トップクラスの中学生。
中学3年生が塾に来る朝の10時に塾に来て、
夜までずっと自習をしている子がいました。
その子はずっと目標にしていた点数をクリアした小学生。
中学生は前期期末テストが続々と返却され、
小学生は模試の自己採点が完了したタイミング。
せっかくのタイミングなので、
学年トップクラスにいる子たち、
自分で立てた目標をクリアしていく子たちは、
どんな勉強をしているのだろうか。
ということを改めて考えてみることにしました。
高い壁をクリアする子たちに共通すること….
それは….
圧倒的な勉強量
です。
中学2年生で477点を取った子は、
少なくとも夏期講習終了時点(テストの3週間前時点)で、
学校のワークと塾の対策テキストは完了。
しかも2周です。
その後は自らプリントをもらいに来て、
誰よりも貪欲に質問に来ていました。
他の習い事との両立が大変ななかでも、
”両方を”しっかりと頑張り、
高得点を手にした人もいます。
中3の子は、やるべきことをすでに終わらせていて、
違う問題に取り組んでいました。
中1の子はワークを何周も繰り返して、
こちらが言った期限通りにきちんとこなしていました。
小学生も負けていません。
毎回、安定して高得点を取っている子の一人は、
日々のウィークリーテストの解き直しを徹底しています。
毎回1問ミスくらいです。
でも、その1問を放置していない。
宿題も毎回必ず提出されますし、
完成度もバッチリ。
吹奏楽を頑張っている子は、
部活で多忙な日々を過ごす中でも、
きちんと自習にきていました。
彼ら、彼女たちのノートを見ると、
消して、書いて、また書き直した跡が残っています。
一度間違えた問題の横に、
別の色で計算が書き直されています。
答案の余白いっぱいに、解き直しが残っていたりします。
彼ら、彼女たちの努力の軌跡が、そこには並んでいるのです。
「あの子は頭がいいからね」
「もともと勉強ができる子だから」
そんなふうに見えるのかもしれません。
もちろん、点数だけで判断するならば、そうかもしれません。
けれど、僕たちはその少し前の姿も知っています。
まだ誰もいない自習室で、ひとり黙々と目の前の問題と格闘していたこと。
休憩時間にお友達同士が楽しそうに話をしていても、おにぎり片手に教科書を熟読していたこと。
解き終わったワークを、何度も何度も解いていたこと。
たった1問の間違いに、解説片手に何度も赤ペンを走らせていたこと。
分からない問題を抱えて、何度も質問に来ていたこと。
テストの答案には、そういう景色は映し出されません。
残るのは、
「477」とか、
「453」とか、
「100」という数字だけです。
だから、その数字だけを見れば、
なんだか最初からそこにいた人のように見えてしまう。
でも、本当のところは違います。
誰にも見せない努力の軌跡があって、ようやく、その数字に辿り着いています。
今回のテストでも、期待通りの点数で喜んでいた人もいれば、
いつもより口数少なく授業を受けた人もいました。
でも、答案に書かれている数字は、
あくまで今日までの数字です。
次のテストの点数は、まだどこにも書かれていません。
いつもは家でテレビを見ている時間に自習室で勉強をするかもしれない。
家に帰って、間違えた1問をもう一度解くかもしれない。
いつもなら閉じていた問題集を、あと10分だけ開くかもしれない。
そんな小さな時間の積み重ねが、想像を超える自分に導いてくれます。
だから僕は、今の点数だけを見て、
自分の限界を決めてしまうのは、少しもったいないと思っています。
次の答案に、どんな数字が書かれるのか。
それは、まだ誰にも分かりません。
ただ、僕は、
前とは違う数字が書かれた答案を、これまで何度も見てきました。
努力の軌跡
<中学生の前期期末テストの5教科合計得点>
中学3年生:472点
中学3年生:462点
中学2年生:477点
中学2年生:476点
中学2年生:453点
中学1年生:479点
中学1年生:448点
中学1年生:446点
中学2年生:数学100点
中学2年生:社会100点(2名)
<小学生の模試の自己採点結果>
※小学生の模試は育伸社の模試を採用しており中学受験をしない小学生にとっては比較的難易度の高い問題です。
小5算数:100点
小5算数:93点
小5国語:90点
小5国語:86点
小5国語:84点
小6算数:90点
小6国語:90点
小6国語:88点
小6国語:86点