頑張らせる環境ではなく、頑張りたくなる環境。
僕が初めて塾講師として教壇に立ったのは18歳のとき。
教えることは好きだったので、緊張で手が震えて…とかはなく、ただただ楽しい!という感情が沸き起こったことを今でも覚えている。
初めて働いた塾は稲田塾という自分も5年間通っていた塾。
それが僕のアルバイトとしてのはじめて環境だった。
”はたらく”ということを知らない僕にとって、そこでのアルバイトで学ぶすべてが”はたらく”の基準を作ったのだ。
生徒さんが来るとき帰るときは必ず玄関前に立ってコミュニケーションを取る
授業は、ときに涙を誘う魂の叫びだったり、教室が湧き上がる大爆笑が起きるような生きた授業を求められる。
授業後は深夜の王将で色々と語り合ったり。
自分が休みの日であっても生徒さんの質問対応のために校舎に行ったり。
受験当日は寒さに凍えながらも入試に向かう生徒さんの応援に行ったり。
いや、ただのブラック企業やん!
ってなるような職場だったら、きっと今の僕はいない。
本当に運が良かったのだろうなと思うのだけど、社員やアルバイト関係なくみんなそういう気持ちで働いていた。
なんだろう、大人の部活的な(笑)
そんな塾で働いていたわけなので、その仕事の基準がDNAとして流れ続けるのです。
これ勉強でも同じことが言えるなと。
はじめにどんな環境に身を置くかで、その後の自分の「当たり前」は大きく変わっていくのだと思う。
たとえば、うちの12時間勉強会(通称ウルトラ勉強会)
これ、普通の感覚だと「え、無理やん….。しかも2日でしょ…」となるはず。
でも、ルクール生はそれを毎回楽しみにしている。
(みんなで食べるお弁当タイムが楽しみである説も否めないが…笑)
きっかけはなんだって良い。結果的に12時間×2日の勉強をやり遂げているわけだから。
しかも、最近では小学生も「中学生だけずるい!」とか言いはじめて、ウルトラ勉強会がはじまった(笑)
小学生の頃からそんな経験を積み重ねていけば、きっと彼ら、彼女らにとって「自分には無理かもしれない」という壁は、少しずつ低くなっていくのだと思う。
自分一人だとキツいけど、周りを見たらみんなも頑張っているから頑張れたと感想で書いてくれた子が結構いた。
わからない問題も友達が教えてくれて、みんなで頑張れたことが楽しかった、と書いてくれた子もいた。
人の本質はなかなか変わらないかもしれないけれど、環境で考え方は変わっていくと思う。
そして考え方が変われば行動も変わってくる。
頑張らせる環境ではなく、頑張りたくなる環境。
これがすごく大事だと思う。
18歳当時の僕は、真っ直ぐに生徒さんの可能性を信じ、ときに真剣にぶつかり合い、心から楽しそうに働く大人に出会うことができた。
ルクールに通ってくれている子たちが、何かに本気になることって楽しい!と思ってくれたら。
それはとてもしあわせなことだと思う。